あらゆる建築物には、何のために建てるのか、という目的があります。その目的は様々ですが、「どんな効果を、どの程度、期待しているのか」「何を重視するのか」といった建築主のニーズを明らかにしないことには、建築設計は始まりません。
また、希望される建築物を建てるためには、法律の制限への対応、周辺環境や街並みへの配慮、建設コストの問題など、企画段階から多くの与件を検討しておく必要があります。
私たちが目指すのは、徹底した顧客第一主義の設計。綿密な打ち合わせを重ね、様々な角度から発注者の要望を引き出し、その意図を明確にし、理解を深めます。
そして、半世紀にわたり積み上げた、多種多様な建築物の設計経験をもとに、目的達成への最適解を導く建築企画を提案いたします。
建築設計のプロフェッショナルとして、意匠・構造・設備・積算の各部署が一体となって設計を行い、必要な書類と図書を作成します。
私たちがこれまで、多くのクライアントから評価と信頼を頂いているのは、建築設計への真摯な姿勢。顧客要求に対して、皆がまじめに、粘り強く、物事を積み重ねながら理想の設計をまとめていきます。
建物の用途やコンセプトにかなう、かつ周辺環境に配慮した外観や内部空間のデザインを設計します。また、利用する人の目線に立ち、人間工学や建築コストを考慮した機能面の設計も行います。
建築物が、地震や風雨、建物の用途上発生する負荷(機械設備など)に耐えられるための構造を設計します。過剰に頑丈な構造は無駄な建築コストを生みますので、必要十分で採算性の合う設計が必要です。
照明や電気機器、インターネットなどの電気設備、エアコンやダクトなどの空調設備、給排水の配管設備といった、建物の設備の設計を行います。
建築物の設計図面、仕様書などをもとに、その建築物を構成する各部材の材料と数量を正確に計上し、その集計に各々の材料単価を算入することで、建築物全体の建築工事費を求める業務です。
どれだけ緻密な設計図面を完成させても、建築現場で図面通りに作られていなければ、元も子もありません。そのチェック機能として不可欠なのが、監理業務です。
施工が設計図通りに行われているかの検査をはじめ、敷地の特殊な要因や諸事情による設計変更などに関して、建築主に納得していただくための対応を行います。