南都銀行 王寺南支店
設計趣旨
本敷地は近年整備された駅前ロータリーの南東に位置し、ロータリーからの視認性が高く利便性のよい場所に位置している。また行政サービスや商業機能が集積する駅前という立地条件により、徒歩での来店を主として計画された。
デザイン計画としては、「駅前空間の顔づくり」と「歩行者優先のまちづくり」の二つの地域特性に考慮し、北面は大きなガラス面で「開放感」と「清潔感」を持たせ、西面は大きな壁面とガラスのスリットにより構成して、にぎやかになりがちな駅前空間の中で静かにたたずむ感じを持たせた。
都市としての美しさと風格のあるまちづくりを目指す王寺町において、これからの「町の顔」としてあり続ける銀行を表現している。
所在地 | 奈良県北葛城郡王寺町王寺 |
---|---|
用途 | 銀行 |
建築主 | 株式会社南都銀行 |
構造・規模 | S造 地上2階 延床面積724.49平方メートル |
竣工 | 2010年05月 |