木津川市立木津南中学校
設計趣旨
敷地は、これから発展していくであろう閑静な住宅地に位置する。
平面計画として、長大になりがちな施設をコンパクトにまとめたツイン廊下型プランを採用しゾーニング・グルーピングがし易い弾力的なプランとしている。
又、中廊下型の閉塞感を払拭する為、ラウンジ・デッキテラス・光庭を1つのユニットとして随所にバランスよく配置し、施設内に自然光・風を取り入れる共に学生のコミュニティ・創作活動の場としても利用できる計画としている。
ヒューマンスケールで構成された街において、当施設からの威圧感の軽減を図る為、敷地周囲にはバッファーゾーンとして緑地帯を設け、又建物外観は屋外デッキ・ガラス階段室等で4つのマッスに分節し、水平方向の連続性を強調した庇やバルコニーと相俟って彫の深い表情をつくり出している。バルコニーの手摺には木質系樹脂ルーバーを用い、学校としての端正な趣の中にぬくもりと明るさを表現している。
所在地 | 京都府木津川市州見台 |
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用途 | 中学校 |
建築主 | 木津川市 |
構造・規模 | RC造 地上3階 延床面積11,733平方メートル |
竣工 | 2011年02月 |