ギャラリー

奈良県医師会センター

設計趣旨

本施設は、総合医療・保健センターとして医師会館と医師会付属の看護専門学校を併設した建物である。大和三山の一つである耳成山を背景にした上品寺池のほとりの敷地は、かつての藤原京の一角であり、その歴史を踏まえながら医師会センターとして独自のアイデンティティーを持つ建物を考えた。 外観は白い外壁をベースに、空と接する外部は瓦の銀ねずの色調のタイルとして、大和の美しい民家と響きあうものとしている。
会館と学校という二つの機能を並列に配置して、それぞれの機能の独立性を保ちながら、一方でフレキシブルに相互利用できるようにデザインした。

所在地奈良県橿原市内膳町
用途事務所、ホール、専門学校
建築主社団法人奈良県医師会
構造・規模RC造 地上4階・地下1階 延床面積5,317平方メートル
竣工2002年05月
備考設計:上西建築都市設計事務所・福本設計 共同企業体