大入ビル
設計趣旨
古来より日本人に親しまれ、今も尚大衆に愛飲されている酒類。大入ビルの改築以前の用途である酒屋から、清水、白米、清酒という澄んだイメージより透明感をコンセプトとして落着きがあり存在感のあるデザインとしている。
敷地は近鉄学園前駅に近く商業地域に位置するが、学園前という閑静な住宅街の顔も持ち合わせているので、建物全体としては奇抜な色彩をさけ落着きのある色彩をベースとし、コントラスト(濃淡)によって存在感を与え、またアクセント的にYshopの看板を引き立たせる事もポイントとしている。
ディテールは出来るだけシンプルなものとしアルミやタイルといった異なった素材による壁面の構成やコーナーの大型サッシュの抜けによって箱型の外観に動きを与えている。
所在地 | 奈良市学園北 |
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用途 | 店舗 |
建築主 | 株式会社大入米酒店 |
構造・規模 | S造 地上3階・地下1階 延床面積284平方メートル |
竣工 | 1998年04月 |