梅香中学校
設計趣旨
本建物の計画敷地は、主要地方道福島桜島線(北港通)から北に150mほど入った工業地と住宅地の境目にあるが、比較的周辺道路からの騒音も少なく、地域住民との結びつきも強い地域である。
本建物は旧施設の老朽化に伴う建替えであり、計画にあたっては都市景観を形成するひとつの要素として、以下の点について配慮している。
1.地域に密着した学校として、親しみや安心感を与えるように配慮する。
2.学校らしさを感じさせる外観により、周辺地域にとっての文化的シンボル性を与える。
3.施設配置のコンパクト化、重層化により運動場等の有効なオープンスペースを生み出す。
遠景づくりにおいては、まず「学校らしさ」を主眼において考えた。学校施設は長期間、地域に存在するものであるため、飽きのこないデザインであるとともに、時間の経過とともに古くなるものであってはならない。色彩計画にあたっては、暖かみや和らぎ、地域性を感じさせるように配慮した。
所在地 | 大阪市此花区 |
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用途 | 中学校 |
建築主 | 大阪市 |
構造・規模 | RC造 地上5階 建築面積1,198.28平方メートル 延床面積5,399.24平方メートル |
竣工 | 2006年04月 |