奈良交通平城営業所
設計趣旨
奈良交通平城営業所は高の原、木津川市、精華町等の路線バスを管轄しており、1988年に開催された「なら・シルクロード博覧会」に合わせて建設された営業所である。
学研都市等の新興住宅の人口増に対応する為、営業所用地の拡大と建替え計画が行われた。
新しい営業所は「更なる安全・安心の奈良交通」を構築するため『安全風土を生み出す営業所を目指して』を基本理念に挙げ、「規律ある気持ちを生み出す営業所」「環境に配慮したやさしい営業所」「永きにわたり利用される営業所」の3つのコンセプトに基づいて施設計画を行った。
営業所の機能をワーキングエリア、コミュニケーションエリア、リフレッシュエリアに区分し、明確にゾーニングすることで規律ある空間としている。また外部の開口部は各エリアの特色に合わせた形状とし、それらに連続性、法則性を与えることで規律あるデザインとしている。
所在地 | 奈良市左京 |
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用途 | 事務所 |
建築主 | 奈良交通株式会社 |
構造・規模 | 鉄骨造・地上3階建て、延床面積567.00㎡ |
竣工 | 2016年07月 |