ギャラリー

大和育成園

設計趣旨

記憶に残る【うち】つくり

「うち(家)」とは、お気に入りの居心地のいい居場所があるもの。

なにげない日常のなかで空間的にも精神的にも、そんな居場所を創りたい。幼児から高校生までの世代が同居する「うち」で、子供たちが成長する過程で垣間見る、季節の移ろいや変化を捉えることが出来る施設を目指しました。

~つどう~

みんなが集まる場として、多目的ホールを建物のへそ(中心)に据えています。

ここはへそでもあり、子供たちが移動の際、行き交う交差点でもあります。

集まり、交わる中で必然的に人間関係を構築し、成長していく姿を見守る場ともなります。その事をふまえて、多目的ホール上部は屋根面より高くし、「施設のシンボル」となるように位置付けています。

最後に・・・子供たちの感性を大いに刺激し、心豊かに成長することを願い、自慢できる「じぶん家(ち)」でありたい。

所在地宇陀市
用途児童福祉施設
建築主社会福祉法人 大和育成園
構造・規模S造 地上2階 延床面積1197.58平方メートル
竣工2011年03月