ギャラリー

アミライフ・巽の里

設計趣旨

 当施設は福祉の複合施設であり、各部門をフロア毎に分離し、さらにスタッフルームをフロア中央部に設けることで、各ユニットを効率的で管理しやすい計画としている。

 外観は庇やバルコニーの横軸を強調し、低層階は素材の力強さと色彩トーンを落とすことで、建物の安定性とボリューム感の低減を図っている。
 又、連続するバルコニーの手摺壁は規則的なガラススリットや市松状の色分けを行い、長スパンの分節化とリズムのある外観とした。

 内装において、長スパンの中廊下は各スパンごとに床や梁型の仕上色を変え、動きのある空間とし、単調な閉塞感を払拭している。

 外構計画は既存樹のフェニックスをシンボルツリーとして残すことで、地域の記憶の継承と修景を行った。 

所在地大阪市生野区巽北
用途サービス付高齢者向け住宅(ショートステイ・デイサービス・ケアサービス付)
建築主藤和商事有限会社
構造・規模RC造・4階建・延べ床面積 3182.38㎡
竣工2015年04月